スターターボタン(とてもスターターボタンには見えないので予備知識がないとエンジンを掛けられないかも)はインパネ中央部の上部にあって、上級グレードの「Grand Chic」ではエンジン始動と同時にスターターボタンの上にある部品が電動で反転して、これまた凝ったデザインのB.R.M社製アナログ時計が出てくる仕掛けになっている。
なんという自由な発想。こういう自由さこそ、DSの魅力であり新しいブランドの価値なのだと思う。センターディスプレイの下にあるダイヤルにも凝っていて、クリスタルガラスが埋め込まれているのだからきらびやかだ。
3パターンあるインテリアの仕様は「OPERA」「RIVOLI」そして「BASTILLE」。これはパリを象徴する3つの名称なのだという。建築美も誇り高いオペラ座、ハイファッションの発信地であるリヴォリ通り、そしてフランス革命の発端となったバスティーユ広場。DS7クロスバックに乗るということは、パリを楽しむことでもあるんだと実感する。