【新車】キャデラック・クリスマスパーティでフェイスリフトした新フラッグシップをはや見せ

■キャデラックCT6がパーティに登場!

・ライバルはBMW7シリーズ、メルセデス・ベンツSクラス

ゼネラル・モーターズジャパンが「NEW CADILLAC CT6 CHRISTMAS NIGHT」と銘打ったクリスマスパーティを開催。その主役は、パーティの名前にもあるように、キャデラックのフラッグシップ「CT6」です。ライバルはBMW 7シリーズ、メルセデスSクラスというCT6の日本上陸は2016年秋でした。厚みのある上級サルーンらしいシルエットと、キャデラックの世界観から生まれた押し出しの強い独特のマスクは、非常に存在感があるものとなっています。

また、CT6というネーミングからもわかるようにアルファベットと数字によって車種と車格を示すという新ルールに基づいた新しいサルーンの先陣を切ったモデルでもあります。キャデラックの新世代モデルというわけです。では、なぜ2018年のクリスマスパーティに、その名を冠しているのかといえば、間もなく(2019年春)新型CT6がローンチするからなのです。

ブランニューモデルとして2016年に上陸したCT6ですから、はやくもフルモデルチェンジというわけではありませんが、フェイスリフトを受けたアピアランスは、大きくリフレッシュ。新しいキャデラックの世界観と、他ブランドにはない雰囲気を醸し出しているのは遠目にも明らか。もともと骨太で胸板の厚いイメージを持つCT6ですが、新しい燈火類が、そうした筋骨隆々としたシルエットを際立たせているようです。

・日本マーケットを意識し、日本語表記も充実

先進安全装備も充実させたという新型CT6は、その性能をアピールするように現行型にも搭載している暗視カメラ機能「エンハンスドナイトビジョン」を立ち上げた状態で展示していたのも印象的です。エンブレム類からパワートレインは従来同様の3.6リッターV6エンジンのAWD(全輪駆動)で、245/40R20サイズのタイヤを駆動するメカニズムとなっています。

従来通り、左ハンドルの設定ですがインテリアを眺めていると表示が日本語になっている部分もあって、この個体はすでにローカライズされていることが見て取れます。また、独創的なシフトレバーの意匠が変わっていることも確認できました。

プレステージサルーンに一石を投じるキャデラックCT6、このマイナーチェンジにより、さらに個性を強めたといえそうです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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