地雷を避けた先には感動的な夕日! レジェンドに聞くパリダカSPL.【クルマ塾・トヨタ編】

■第4回「クルマ塾」はパリダカ・スペシャル!のトヨタ編。

「マツダ編」「ニッサン編」「スバル編」と続いている、その世界のレジェンドたちから貴重な体験談、逸話、ヒミツのハナシを聞き、「クルマと生活」の在り方を考える場としてスタートした「レジェンドに学ぶものづくりの真髄セミナー、クルマ塾」。第4回目を迎えた2018年12月2日(日)は、「トヨタ編」として東京・お台場「メガウェブ」にて行われました。

ゲストにお迎えしたのは、パリダカ挑戦のギネスホルダーとして有名な菅原義正さんと、プリウスPHVで世界中を走り回る横田紀一郎さん。ゲストコメンテーターに寺田昌弘さんを、司会は女性自動車ジャーナリストの竹岡圭さんと吉田由美さんです。

■アンダーガード装着のみのプリウスPHVで世界を駆け回る

PHVプリウスで世界を走り回る横田紀一郎さん。LA~NY、EU統合直後のヨーロッパ10ヵ国、パリ~北京のユーラシア大陸、オーストラリア1周、サハラ砂漠縦断、またモンゴリアンラリーの低燃費部門に参戦、クラス優勝をしたりと、プリウスPHVを駆って世界中にエコミッションを推進している「PHVの伝道師」横田さんが体験してきた貴重なお話は、まるで一緒に世界中をプリウスPHVで巡っているかのような錯覚さえ覚えます。

道中はテントを張ってゴリゴリのアウトドアを満喫かと思いきや、そこは相棒が「電源もとれるプリウスPHV」。カップ麺やコーヒーのお湯を沸かすポットや、トースターも積んでパンも焼いたり、結構オシャレなカフェ気分を味わいながら巡っているお話は、さすが21世紀!

が、日本より先を行くエコミッション推進国でも、穴ぼこだらけの道だったり国境では???なお金を払わされたり。しかし、そのどれもが「その場に行かないと分からない21世紀の現実」なのです。

■パリダカ世界最多連続出場35回、最多連続完走20回のギネスホルダーの菅原義正さん

鯉のぼりを掲げパリダカに挑戦し続ける菅原義正さん。1983年41歳での初パリダカは2輪で出場。その後4輪に転向、現在は日野自動車のトラックで挑戦をされている、まさにパリダカ・レジェンドです。

道なき道を行くことが常のラリーレイド。場所によっては地雷が埋まっている個所を進むことも……(そのおかげで現在は南米で行われている)。そんなビックリな体験を共にしている日野トラックも展示。寺田昌弘さんの案内でめったに見ることのできない運転席や助手席のナビコンも中継です。

私はというと、興味深いトラックの荷台部分を激写してみた! そこには荷物など載せる場はなく、100kg以上あるというスペアタイヤや工具のみ。あとは補強のためのロールケージでガッチガチでした。「ヒノノニトン、カッコいい!」(※このトラックは日野の2tじゃありません。)

プリウスPHV&パリダカ・レジェンドが登壇した「クルマ塾・トヨタ編」、セミナーの詳しいレポートは後日、ここclicccarにて公開いたします!

また、このクルマ塾は2019年も開講予定です。開講時には下記URLにてお知らせいたします。

(永光  やすの・PHOTO:角田伸幸/永光やすの)

【関連リンク】

レジェンドに学ぶものづくりの真髄セミナー「クルマ塾」
https://rev-m.com/kurumajuku/

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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