憧れのドライバーになるチャンス!? ポルシェジャパンが発表した「ポルシェ Eレーシング ジャパン」とは?

そしてもう1つのビッグニュースが、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使ったEスポーツ「ポルシェ Eレーシング ジャパン」の開催です。

タッグを組むのは、レーシングゲームでお馴染みのグランツーリスモSPORT。

最近では11月17日から3日間モナコで「FIAグランツーリスモチャンピオンシップ2018 ワールドファイナル」が行われ、チャンピオンを獲得したプレイヤーは12月に行われるFIA(国際自動車連盟)のパーティーに招かれF1チャンピオンのルイス・ハミルトンらと同じ場で表彰を受けるという、新しい形のモータースポーツになっています。

発表会にはグランツーリスモシリーズを手がけた、ゲームクリエイターの山内一典氏も登壇し、七五三木氏とのトークセッションが行われました。

山内氏によるとヴァーチャルな世界といえど、各車両の特性を体感できるのがグランツーリスモの魅力だそうで、七五三木氏も「ゲームに出てくるポルシェ911 GT3 RSは911らしい動きをします。そのドライビング体験をしていただけるだけでも、僕は良いのではないかなと思います」と、そのクオリティに大絶賛。

そして話は、「FIAグランツーリスモチャンピオンシップ2018 ワールドファイナル」へ。ファイナルには350万人の中から世界各地域のトッププレイヤーが集まり、国対抗のネイションズカップとメーカー別のマニュファクチャラーシリーズで争われ、どちらにも必ず日本人がいると言うからびっくり!

山内氏は会場の様子を以下のように語りました。

「Eスポーツはヴァーチャルのレースですが、タイヤの摩耗や燃料消費があり、それらを通常の10倍で進めることができます。そうすると何が起こるかと言うと、リアルのレースでは2~3時間経たないと出てこない戦略が、たとえば15分、20分のレースでも実現することができるんです。なので自身で燃料を何リッター給油するのか、そしてタイヤをどの順番で何種類使うのかもしっかりとマネージメントしていかなければいけません。本物のモータースポーツをぎゅっと凝縮したような、白熱したバトルが繰り広げられました。プレイヤーは全員汗だくで、見ている僕たちには寒いくらい会場は冷房がガンガンでしたよ(笑)」

ちなみに大会ではほとんどの人がステアリングコントローラーを使っているそうですが、中には通常のコントローラで最終戦まで勝ち残った人もいたそうです。

またポルシェ911 GT3 RSは、グランツーリスモで人気の車両だと山内氏は言います。

「グランツーリスモのプレイヤーを見ていると、ポルシェって凄い人気ブランドなんですよ。プレイヤー達がポルシェのマニュファクチャラーを背負って世界選手権で戦っているので、そこで実際にポルシェのワンメイクレースができたら、プレイヤーにとってはビッグニュースだと思いますね」

「ポルシェEレーシング  ジャパン」は年齢別にクラス分けを考えているそうで、「シニアクラスがあったら参加します!」と七五三木氏も心待ちにしていました。

七五三木氏は最後に「実際のレースに参加するのは難しいかもしれないけれど、Eレーシングなら道具さえあれば誰でも参加できる。もちろんドライビングスキルも本物のレース同様、上がります。日本のモータースポーツをもっと盛り上げていきたいです」と語ってくれました。

「ポルシェEレーシング ジャパン」の詳細は追って発表されるとのこと。モータースポーツが好きな方、いつかレースに出てみたいと夢みていた方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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