SUVのウルスを日本でもリリースしたランボルギーニ。2018年11月17日にイタリアで発表されたのは、スーパーSUVレース仕様を謳う「ウルスST-Xコンセプト」。
ランボルギーニのモータースポーツ部門であるスクアドラ・コルセが手掛けた同モデルは、サーキットとオフロードが組み合わされた新しいワンメイクチャンピオンシップのために構想されたそうです。
「ウルスST-Xコンセプト」は、スクアドラ・コルセがモータースポーツで培ってきたノウハウを新しい分野に活かし、チューニングが施されているほか、スチール製ロールケージ、消火器、FT3規格の燃料タンクなど、FIA公認の安全装備を用意。
外観は「Verde Mantis(ヴェルデ・マンティス)」のマットグリーンのボディカラーとカーボンファイバーむき出しのフードが目を惹きます。
大型のエアインテークは、最高出力650hp、最大トルク850NmのV8ツインターボエンジンを効率的に冷却。リヤウィングと、新しい六角形のデザインで横に並んだレース仕様エキゾースト、ピレリタイヤと組み合わされたセンターロック式の21インチアルミ合金ホイールがレーシーに仕上げています。
さらに、レース仕様の開発を通し、市販仕様に比べて25%の軽量化も果たしているそう。フレームに一体化されロールケージによるねじれ剛性の向上とともに、サーキットもオフロードを問わず妥協のないモデルに仕上げたとしています。
同コンセプトは、2019年のランボルギーニ・ワールドファイナルでサーキットデビュー予定としています。
(塚田勝弘)