アルピナの新型クロスオーバーSUV「XD7」がニュルで高速テストを開始しました。同ブランドのラインアップには、BMWのコンパクトクロスオーバーSUV「X3」をベースとする「XD3」が存在していますが、大型SUVは初となります。
ニュルで捉えたそのプロトタイプは、初期テスト車両のためフロントのコーナーエアインテーク形状以外、ベースとなるBWM『X7』とほとんど変化が見られません。しかしヒントはナンバープレートにあります。「OAL」はアルピナ本社があるバイエルン州のオストアルゴイ地区を指しています。
最終的な市販型「XD7」には、マルチスポークホイール、エッジの効いた専用バンパー、クワッドエキゾーストパイプを搭載すると予想されます。また2.3tの巨体のわりにコーナーでの傾斜が少なく見え、強化された専用サスペンションも装備している可能性があります。
BMWは現在、4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル「X7 M」を開発していると噂されていますが、アルピナは世界最強ディーゼル「X7 M50d」から流用する、3リットル直列6気筒クワッドターボディーゼルを搭載。スープアップされるエンジンは最高出力450psから470psを発揮すると予想されています。
アルピナ「XD7」のワールドプレミアは、2019年9月のフランクフルトモーターショーが有力です。
(APOLLO)