【CR-V・フォレスター・エクリプスクロス比較】最低地上高の取り方に3車の違いが現れる

続いて話題は取り回しのしやすさについて。

ウナ丼「CR-Vの視界はどうでしたか皆さん」

松本「僕はいいと思いました。ドライバーを座らせる位置がいいのでしょうか、車両の四隅の感覚もつかみやすい感じがしました」
ウナ丼「そうですか、私は正直言ってCR-Vでは車幅がよく分かりませんでした。特に狭い路地では持て余す感覚がありました。フォレスターの視界の良さがかなり印象的だったので、乗り換えると車体が大きいなと感じます」
井本「僕はそこまでCR-Vの視界は悪いとは思いません。というのもCR-Vのボンネットの左右には峰が立っていて、これ、ドライバーシートからしっかり見えるので幅の目安になるんですよ。

実は他の2台もボンネット左右のエッジは立ってるんですが、実際に座ってみて運転の役に立っているのはCR-Vのエッジだなと感じました」

最後はオフロード走破性能についてチェックします。

ウナ丼「最低地上高はフォレスターの220mmというのが際立っていますね」

井元「そうですね。さらに悪路走破用電子制御の『Xモード』も前モデルよりもさらに進化して、泥とか雪での走破性も上がってますすし」

ウナ丼「エクリプス クロスは最低地上高が175mmと低めです。つまりパッと見のスタイルだけではなく、車両全体のコンセプトとして『スポーツ』という筋が通ってるとも言えます」

井元「普段はスポーティに走らせておいて、たまにバーベキューでちょっとしたラフロードにも行くよ、みたいな感じでしょうね」
松本「実際、200mm以上の最低地上高がどうしても必要な所っていうのはなかなかないですからね。エクリプス クロスの最低地上高は必要にして十分だと言えます」
ウナ丼「ちなみにCR-VはFFでも200mm、4WDは210mmを確保しています。CR-Vは都市型っぽい雰囲気を漂わせつつも、最低地上高もしっかり確保していてバランスが良いかな」

……というわけで、外観だけでも3台の方向性が大きく違うことがわかりました。

この後は実際に試乗して見て報告したいと思います。<パート2続く>

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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