ワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンの“メンタル強化”とは?【F1速報×F1女子~メキシコGP号~】

■見えてきた7冠王者の背中

そしてもう1つ「見えてきた7冠王者の背中」では、ワールドチャンピオン7回の大記録を持つ皇帝ミハエル・シューマッハとその記録に挑むハミルトンの両者を様々な角度から徹底比較。

比較するポイントは全部で4つあり、特に興味深かったのが「リーダーシップ&コミュニケーション能力」でした。まるっきりイメージの異なる二人ですが、それぞれのチームで強力なリーダーシップとコミュニケーションスキルを発揮してきたという共通点があるのだそうです。

「シューマッハは朝早くからガレージに姿を見せ、遅くまでエンジニアやメカニックの仕事に付き合った。ハミルトンはファクトリーを訪れた時にはできるだけ多くの人と直に言葉を交わし、彼らの仕事に対する感謝の気持ちを伝えているという。彼らはコース上で勝負をかけてライバルと争う場面では異常なほど自己中心的かもしれないが、マシンから降りると模範的なチームプレイヤーなのである」

共通点があるとはいえ、やはり(!?)正反対な一面もありました。

「ハミルトンは厳しい場面に直面すると、時として意気消沈し、無線で不平をこぼしたりすることもある。その点、シューマッハはより慎重な態度をとり、問題点を指摘するにしても無線で伝えたりはせずに、あとで内密に話合うことを好んだ。また、ハミルトンは気持ちを素直に表現し、そこが人としての魅力にもなっている。シューマッハはもう少し内向的で、他人と打ち解けるのはプライベートな場に限られるところがあったが、本当に親しくなれば誠実で情の厚い生涯の友人にもなりえた」

この他にも、並外れた才能に恵まれた二人のエピソードがつまった「ドライビング&セットアップ能力」、対照的なチームメイトの存在が鍵となる「環境面&ライバル」、ファステストラップ、同一グランプリポールポジション獲得回数など過去のグランプリ記録TOP5で分析する「グランプリ記録」など、読み応えがありました。

果たして二人の共通点とそうでない点はどちらが多いのか……。ぜひ本誌でチェックしてみてくださいね!

チャンピオン記念号と言っても過言ではない「F1速報メキシコGP号」。ハミルトンの新たな一面を知ることができ、もっともっと好きになっちゃうかも!?  ファン必見の一冊です!!

(yuri)

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この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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