11年ぶりのフルモデルチェンジ!「四駆女子」矢田部明子が新型JEEPラングラー発表会に突撃!

一つの理由としてそれは、日本が地震などの自然災害が多い国だからだと私は思います。実際にJEEPラングラーのオーナーさんで東日本大震災を体験された方は「盛り上がった道路を着実に進んでくれるJEEPの姿に訳も無く涙が出そうになった。JEEPがいたから隣町に住む祖母の家にたどり着くことができた」と話していました。それから、これからくるかもしれない大地震や、何かのアクシデントを切り抜ける心強い見方としてJEEPを購入する人もいるのではないかと思います。あくまで私の見解ですが。


そんなJEEPの中でも、走行性能が高いとされるシリーズの「ラングラー」が今回11年ぶりにフルモデルチェンジされるのです。自慢じゃないけど、初代ラングラーは1987年に誕生しているのですが、私と同じ生まれ年なんです。だからよく「ランドクルーザーに乗るより、自分と産まれ年のラングラー乗りなよ~」と言われます。私がJEEPラングラーに乗らないのは、ラングラーがJEEP MBの直結モデルだけあって節々に軍用車として使用されてきた面影が残っているからです。より実用的に、クルマに乗っている人を守るために設計されたラングラーは、私からするとそのままどこかに行ってしまうような気がして寂しい気持ちになるのです。
まあ、盗難被害に合わない限り どこかに行くなんて事はないのですが(笑)

では、そろそろ本題に戻りましょう←ここまで長かったですね、ごめんなさい。


●【新型 JEEP ラングラー】はどう変わったのでしょうか?

エンジンが3.6リッターペンタスターV型6気筒エンジンは回転が軽やか、8速オートマ導入によってエンジンの回転の効率の良い部分を使えるように。また、フレームが頑丈になりボディ剛性が高くなることで、より強く逞しいクルマになりました。ボディをアルミにすることで軽量化(約100kg)をはかり燃費向上も実現したそうです(約1.5倍位向上)。
他には、寒い時でもハンドルが暖かい!という、これからの季節にはもってこいの「ハンドルヒーター」がラングラーシリーズに初登場。←グランドチェロキーには付いていたんですけど、ラングラーには無かったのです。

実際に試乗したことのある【JEEP所沢 山中哲治さん】に伺うと……
走りは全く違う印象を受けたそうです。なにより、ハンドリングがとても良くなったとのこと。初めてクロカン四駆というクルマに乗った人でも違和感無く乗れる&もともと乗っていた人にとっては荒いところが削られた上質な走りになったそう。
今回は発表会だったので、試乗はできなかったので試乗記はまたの機会にでも!

発表会の主役となった【新型JEEPラングラー】は11月23日に発売。価格は459万円~530万円。11年の進化をしっかりと見せてくれると思います。

(文/矢田部明子 写真/吉野健一)

この記事の著者

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矢田部明子

中学生の頃、車のメカニズムに興味を持ち宇部工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、車に乗るのも大好きで「86→ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついで、います。
最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!ラジオパーソナリティーやアナウンサーとして活動後、モータージャーナリストの道を歩み出しました。車のメカニズム、メンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
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