BMWのコンパクト・クロスオーバーSUV「X1」改良モデルの市販型プロトタイプをスクープしました。これまでの開発車両と異なり、量産型パーツを初めて装着しています。
捉えた試作車を見ると、「X2」と酷似した角ばったC型LEDデイタイムランニングライトを持つヘッドライトが見てとれます。またバンパーのエアインテークも一新されているほか、丸いフォグランプは「X5」や「3シリーズ」新型のようにコーナーエアダクトに埋め込まれるデザインが変更される可能性があります。またテールライトは、下部にターンシグナル用の白いバーが付く新グラフィックに変更されています。
コックピットも一新されます。センター上部のインフォテインメント・ディスプレイはワイド化され、シフターは、「2シリーズ アクティブツアラー」と同じタイプが装着されています。次世代デジタルディスプレイ「オペレーティングシステム7.0」が搭載される可能性が高いでしょう。
パワートレインは、116psから231psまでの範囲に及ぶ直列3気筒エンジンと、直列4気筒ターボチャージャーエンジンをラインアップするほか、最高出力136psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンと最高出力88psを発揮する電気モーターを組み合わせた、224psのプラグインハイブリッド「X1 xDrive25e」も予想されます。ギアは、エンジンに応じて6速AT、8速AT、7速DCTが組み合わされます。
また今回のLCIモデルでは、緊急オートブレーキやリバースバックカメラが標準装備となりそうです。BMWは1月のデトロイトモーターショー不参加のため、ワールドプレミアの場は2019年3月のジュネーブモーターショーが有力です。しかしオンラインでのプレビューはあるかもしれません。
(APOLLO)