世界限定210台の「ラピードAMR」が青山のアストンマーティン東京で10月14日まで展示中

ベースとなったラピードSは2010年に登場したラピードがルーツ。車名のラピードは1961年〜64年間で製造されたアストンマーティンの4ドアセダン、ラゴンダ・ラピードが由来となっています。

当時アストンマーティンの主力モデルだったDB9と同じアルミニウム製のスペースフレームであるVHプラットフォームを採用。搭載するパワートレインは最高出力477psを発生するオールアルミ製の6L V12自然吸気エンジン+タッチトロニック2と呼ばれる6速ATを搭載。全長5mを超える4ドア車ながら、最高速は296km/hを実現しています。

ラピードの後席は独立した2座のシートを採用し、乗車定員は4人乗りです。このリアシートの背もたれは電動スイッチで倒すことができ、ラゲージスペースが拡大します。

ラピードは2015年にラピードSへと進化。搭載されている6L V12エンジンは最高出力558psと81psもアップするとともに、リアのトランスアクスルに搭載されているミッションはタッチトロニック3と呼ばれる8速ATへと変更されています。

2017年9月には最高出力が573psに向上。そして、ボディカラーやトリムに9つの独特なカラーを採用した特別仕様車の「シャドーエディション」を設定しています。

このアストンマーティン・ラピードSやポルシェ・パナメーラのようにスポーツカーブランドでも実用性を兼ね備えた4ドア4シーターモデルはすでに欠かせないモデルとなっているのです。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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