トヨタ自動車の豊田章男社長専用車といわれるトヨタ センチュリーGRMN。自工会の会合に豊田章男社長が乗りつけたことでその存在が公のものとなったトヨタ センチュリーGRMNが、ピレリスーパー耐久シリーズ2018 第5戦 もてぎスーパー耐久 5Hours Raceのパドックに現れ、場内は騒然。
ボディはパールホワイトとなっていますが、これは完全に専用色。なぜならノーマルの新型センチュリーには白もしくは白系のボディーカラーは存在しないのです。
少し車高が落ちている感じがしますが、正確に何センチ落ちているかは不明。
控えめなフロントスポイラーやサイドスカートなどはブロンズカラーのミラー仕上げ。そしてホイールに目を向けるとブレーキキャリパーが明らかに別物です。
BBS製の鍛造ホイールの中に見えるキャリパーにはGazoo RacingのGRのロゴマーク。このキャリパーの自己主張はかなり強い!
リアブレーキのキャリパーは小さいのでGRのテーマカラーのみが記されます。BBS製ホイールのセンターキャップにはセンチュリーの鳳凰のマーク。おそらくはワンオフの品であると思われます。また、タイヤはADVAN Sportの245/45-19インチ。
控えめなリアスポイラーはカーボン製。そして誇らしげに光るGRMNのエンブレム。
下回りを覗いてみるとフラットボトム化されているのがわかります。しかし、ノーマルもフラットボトムになっているかを確認したことがないのでこれがノーマル形状なのかどうかは定かではありません。
ただしマフラーはノーマルのようです。
GRMNを謳うということはスポット増しやボディダンパーなどで車体剛性をアップしている可能性があります。トヨタから公式な見解は得られていないので想像の域を出ませんが、その乗り心地はかなり締まったものではないでしょうか。
豊田章男社長専用車として実際に存在するセンチュリーGRMN。それを欲しいという富裕層の方は絶対にいるはず。その場合に果たして受注に応じるのか?そしてもし受注を受けた場合にその価格はどれくらいになるのか?センチュリーGRMNに対しての興味は尽きません。
(写真・文:松永和浩)
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