メルセデスベンツのミドルクラス・クロスオーバー・クーペSUV、「GLE クーペ」新型プロトタイプが、ニュルで高速テストを開始しました。
ニュルで捉えたプロトタイプは、ボディをリフトアップ。ブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、ワイドで巨大な新グリル、薄型テールライト、サイドまで回り込む大型ダックテールが確認できます。
また、AピラーからDピラーにかけてはより傾斜がもたらされ、ベルトラインは後方へ上がり、かなりスポーティーなエクステリアとなりそうです。
パワートレインは、最高出力286ps、最大トルク600Nmを発揮する3リットル直列6気筒ディーゼル、及び最高出力340ps、最大トルク700Nmのディーゼルや、最高出力367psを発揮する3リットル直列6気筒ガソリンエンジンなどのラインアップが予想されます。最大の注目は、「CLS450」から流用される、新開発の3リットル直列6気筒エンジン+ISG(インテグレーテッド・スターター・モーター)で、最高出力370psに22psの「EQ Boost」機能がアシストします。
高性能モデル「AMG GLE63」には、最高出力571psを発揮する4リットルV型8気筒エンジンを搭載。ハイエンドモデル「AMG GLE63 S」は最高出力612psまで高められると予想されます。
「GLE」のワールドプレミアは、早ければ2018年内、遅れれば2019年初頭が有力ですが、10月のパリモーターショーでサプライズがあるかも知れないという情報もあります。「GLEクーペ」のライバルであるBMWは、約10年前に『X6』を発売。クーペSUV市場を牽引しており、現在は第3世代の開発が進んでいます。それに対抗するかのように登場する「GLEクーペ」第2世代は、2019年内となりそうです。
(APOLLO)