【SUPER GT2018 第6戦・SUGO】話題のModulo KENWOOD NSX GT3は内容充実の予選

Q2は道上龍選手が担当。

結論から言えば予選順位11位となるのですが、実はセクター4ではトップタイムをマークするなど予選の内容は充実していたといえるでしょう。

「ポールのSUBARUは17秒とか出してますが、今回の予選では自分たちのクルマがそれに向かっていくとクルマがどこに行くかわからないことになってしまうので、今置かれた状況ではベストな状態での予選結果だと思います」と語る道上選手。

またSUZUKA 10HOURSで出た燃料系のパーコレーショントラブルについては「この気温ではまったく症状は出ません。暑さ特有のトラブルだと思われるので今回のSUGOは心配要らないでしょう」と語る鄭監督。

道上選手としてはSUGOのレースは5年ぶりとのこと。「とにかくコース幅が狭い上にエスケープも狭いのがSUGO。特に最終コーナーはアウト側に押し出されるとタイヤカスなどですぐにコースアウトしてしまうので500クラスが後ろから来たらSPコーナーで先に譲ることも必要になるかもしれません。最終コーナーまで来てしまったら500クラスには申し訳ないけどイン側キープでレースを進めていきます(笑)」と冗談めいて語る道上選手ですが、その言葉の中にSUGOの難しさが滲み出ています。

決勝は16日の午後2時から81周。Modulo KENWOOD NSX GT3はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

(写真:松永和浩、高橋秀彰 文:松永和浩)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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