e-BOXERのパワーフィールは、ハイブリッドモデルにありがちなエンジンとモーター加速の組み合わせによるギクシャク感はほとんど抱かせません。
リアルトロニックもCVTの中では回転の先走り感や音の高まりもあまりなく、比較的スムーズであることから、エンジンの107kW(145ps)/6000rpm、188Nm/4000rpm、モーターの10kW(13.6ps)/65Nmという数値のアウトプット以上の力強さが得られます。
高速道路の合流路や追い越し車線でもパワー不足を感じさせることはほとんどなく、さらに、「SI-DRIVE」を「S」モードに入れるとさらに力強い加速を引き出せます。
「e-BOXER」は、マイルドハイブリッドですので、あくまでエンジンが主体。2代目XV(XV HYBRID)と同じモーターを使いながらも、リチウムイオンバッテリーの採用などによりポテンシャル(10kWのモーターの出力自体は同じ)を引き上げた「e-BOXER」は、燃費だけでなく走りでも魅了できる仕上がりになっています。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介、SUBARU)
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