2カメラで「前後方向」または「前方&車内」の同時録画が可能。ケンウッドがドライブレコーダー2モデルを新発売

ドライブレコーダーの出荷台数は年々伸びていますが、乗用車全体の装着率はまだ低く、「あおり運転」などの報道を受けて、これから装着を考えている方も多いでしょう。

JVCケンウッドから、KENWOODブランドのスタンドアローン型(単体でも利用できるタイプ)ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前方と後方の同時録画に対応した前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR740」と、前方と車内の同時録画に対応した車内撮影対応2カメラ仕様のドライブレコーダー「DRV-MP740」の計2モデルを10月上旬より発売すると発表しました。

ケンウッドは2016年度、2017年度の2年連続でドライブレコーダーの販売数量1位を獲得。高性能ドライブレコーダーとして、高い人気を得ています。

「DRV-MR740」は、メインユニットである前方用カメラ、後方用の2ndカメラで、前方・後方の同時録画に対応し、自車の前方に加えて後方の車両の動きなど、前後の状況を同時に録画できます。

一方の「DRV-MP740」は、自車前方に加えて車室内の録画が可能。車内用カメラは「赤外線LED」が搭載され、光量の少ない夜間やトンネル内などでも車内の映像録画が可能。

上記2モデル共通の機能として、メインユニットの前方用カメラに加え、2ndカメラ(後方用カメラ・DRV-MR740、車室内カメラ・DRV-MP740)もフルハイビジョン録画に対応。ナンバープレートや標識など、走行時の映像をより細部まで高精細に録画できます。

前方、後方、車内のすべてのカメラに、F1.8の明るいレンズを採用。夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いだけでなく、総合的に画質を向上。

さらに、「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」が搭載され、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時におきやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した映像を録画(3:HDR機能は、メインユニットの前方用カメラのみ動作)。

ほかにも、車載電源ケーブル「CA-DR150」(別売り)を使用することで、最大24時間の長時間駐車監視録画に対応。駐車中の衝撃や動体の検知にも対応し、検知前の5秒間と検知後の5秒間の計10秒間の録画が可能。また、駐車録画が終了する前に、さらに衝撃または動体を検知すると駐車録画が最大1分間延長されます。

運転支援機能も搭載され、自車と前方の車との距離を検出し、安全な距離が保たれていない場合に、画面表示と警告音で知らせる前方衝突警告、60km/h以上で走行中に、車線からはみ出してしまった際に、画面表示と警告音で知らせる機能を用意。

価格は2モデルともにオープンプライスで、「DRV-MR740」は、3万4000円前後(税別)、「DRV-MP740」が3万7000円前後(税別)となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる