特別天然記念物・タンチョウが舞う釧路を満喫しよう(北海道)【車中泊女子の全国縦断記】

釧路市は特別天然記念物・タンチョウの越冬地として知られ、冬期には野鳥観察に国内外から多くの人が訪れます。

タンチョウのなかには海を渡らずに釧路に棲みついているものもいて、沿道からでも見かけることがあるくらい身近な野鳥です。

【釧路市丹頂鶴自然公園】
北海道釧路市鶴丘112
電話/0154-56-2219
営業時間/4月10日〜体育の日 9:00〜18:00、体育の日の翌日〜4月9日 9:00〜16:00
入園料/一般(高校生以上)470円、 小中学生110円

園内は自然に近い環境のままで、小川にはカエルやザリガニ、ドジョウ、ウグイなどもたくさん生息しており、またサケも産卵のために遡上してくるといいます。タンチョウのエサを狙ってサギ、トビなども集まってきたり、キタキツネの姿も見られるなど自然観察の場としても絶好のスポットです。

【釧路市湿原展望台】
北海道釧路市北斗6-11
電話/0154-56-2424
営業時間/5月〜10月 8:30〜18:00、11月〜4月 9:00〜17:00
入館料/大人470円、高校生250円、小・中学生120円

館内では釧路湿原のなりたちや動植物の生態などについて様々な展示があり、屋上からは釧路湿原が一望できます。

散策路は一周2.5km、約30分で回ることができ、サテライト展望台からは遥か地平線まで続くかのような湿原が広がります。眺めを堪能できるのはサテライト展望台のみなので、お急ぎの方はバリアフリー遊歩道(約1km)を往復した方が早いです。

釧路湿原は東京都心がすっぽり入るくらい広大! ラムサール条約の登録湿地で、国立公園の特別保護区にも指定されています。

【コッタロ湿原展望台】へは国道391号線から未舗装道路を約7kmほど走ります。道幅も狭いのでご注意ください。第1展望台の駐車場にはトイレもあります。小高い丘を200mほど登れば、写真のような景色が眼前に広がり、釧路湿原の雄大さを実感できます。

【くしろ湿原ノロッコ号】

JR北海道 釧網本線(せんもうほんせん)釧路〜塘路間を運行する臨時列車。釧路湿原を縦断するようなルートで、車窓からの眺めも素晴らしい。

塘路駅にはレンタサイクルもあるので塘路湖など散策するのに便利です。ノロッコ号の運行は、2018年は10月8日までです。
釧路湿原ではほかにもトレッキングやカヌーも楽しめます。運がよければタンチョウに会えるかも!?

【釧路市動物園】
北海道釧路市阿寒町下仁々志別11
電話/0154-56-2121
営業時間/4月10日〜体育の日:午前9時30分〜午後4時30分、体育の日の翌日〜4月9日:午前10時〜午後3時30分
入園料/一般570円、中学生以下無料

正面入口側の駐車場は有料ですが、西門前市営駐車場は無料です。

募金によってキリンが購入されるなど、釧路市民に愛されている動物園。遊園地も併設しているので、お子様連れのレジャーに最適です。レッサーパンダの『ぱくぱくタイム』では可愛い仕草が間近に見られて、とっても癒されますよ。【山花温泉リフレ】【山花公園オートキャンプ場】も、すぐ近くです。

【しつげん55パス】(1,020円)

釧路湿原周辺の有料公共施設5館(釧路市湿原展望台、釧路市立博物館、釧路市動物園、阿寒国際ツルセンター、釧路市丹頂鶴自然公園)の共通入館格安パスポート。

いずれかの施設に入館した日から5日間有効で、各施設に入館できる回数は1回のみ。購入者本人のみ有効です。

釧路ご当地グルメの新名所【釧之助(せんのすけ)本店】は、笹谷商店直営の新鮮な海の幸が集まる巨大複合店。販売コーナーはもちろん、海鮮バーベキューや、食堂で海鮮丼に舌鼓。(※写真はイメージです)

また2階の『くしろ水族館ぷくぷく』では大人気の「ふうせんうお」をはじめ、イワシ大周遊水槽やタッチプールもあります。

2018年9月7日(金)・8日(土)・9日(日)には、【第15回 大漁どんぱく】が開催されます。6日夜、末広地区料飲店約90店が参加する前夜祭『釧路すえひろはしご酒大会』を皮切りに、観光国際交流センター付近をメイン会場として屋台や農業・農村フェア、世界三大夕陽で知られる幣舞橋・釧路川河口付近に打ち上がる北海道最大級の三尺玉大花火で釧路が熱く彩られます。

(松本しう周己)

【関連リンク】

第15回釧路大漁どんぱく 2018ホームページ – 阿寒観光協会
http://www.kushiro-kankou.or.jp/donpaku/

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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