EVベンチャーのGLMが世界でも稀な「プラットフォーム」のレンタル事業を開始。その狙いとレンタル価格は?

GLM、オリックス・レンテックともに、車両のプラットフォーム部分をレンタルするのは初めてで、世界でも稀なサービス。料金は60カ月のレンタルプランで月額14万3000円(税別)で、2018年8月20日からサービスが開始されます。

同社を通じて貸し出されるのは、GLM製スポーツカータイプのEV(スポーツEV)「トミーカイラZZ」で採用されている「第1世代プラットフォーム」。この第1世代は外装部分(外観ボディ)と完全に分離していて、プラットフォームだけで走行できるのが特徴。

どういったユーザーが想定されているか気になりますが、EV向けに部品や素材、システムを開発するメーカーにとっては、開発中の試作品をプラットフォームに搭載、その製品の動作確認や、性能検証、評価などができる利点があるそうです。

また、同レンタルサービスには、各社が抱える製品化までの悩みに対して大手自動車メーカー出身者ら当社技術者が課題を抽出し、解決方法をアドバイス、プランニングするレンタル前のサポートプランも用意。

なお、GLMではこれまで研究開発にプラットフォームを使いたい企業に対して、トミーカイラZZを販売。今回のレンタルサービス事業の開始により、1台750万円(税別)の車両(プラットフォーム)購入費の初期負担を軽減できます。導入費を抑えたい企業のニーズに応え、利用を促す狙いとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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