三菱のロンセラーミニバン「デリカD : 5」次期型プロトタイプが姿を見せました。以前ウィンターシーズンに捉えた開発車両と異なり、今回は市販型テールライトを装着しています。
次期型プラットフォームには、ルノー日産アライアンスとプラットフォームを共有すると見られていましたが、三菱オリジナルのものを採用する可能性が高いようです。ただし今後はパワートレインを含めて共有化が加速すると見られ、「デリカD : 5」にとってこれが最後の独自プラットフォームとなる可能性が高いようです。
今回ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは前後をマスクで偽装していますが、薄型でシャープなヘッドライトや大型フォグランプを備えるアクティブな「ダイナミックシールド」コンセプトが見て取れます。またリアビューでは、現行型と異なる、S字に光るテールライトも確認出来ます。
パワートレインは、8速ATと組み合わされる2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンで最高出力は170ps、最大トルク392Nmを発揮します。また『アウトランダー』から流用されるPHEVシステム搭載モデルのラインアップも予想されています。駆動方式はFFから後輪に駆動力を配分する「電子制御4WD」をベースにした「S-AWC」を採用するとともに、「アクティブ・ヨー・コントロール」システムによりオン・オフロードで高い走破性を実現します。
三菱は2020年度までに11車種のモデルチェンジを計画しており、新型「デリカD:5」目玉の一つになります。新型デビューは2018年末が有力です。
(APOLLO)