【日産リーフ試乗】ほぼ「完全自動駐車」のプロパイロットパーキングの実力は?

新型リーフに搭載されている「プロパイロット パーキング」は、実用化されている駐車支援システムの中でも最も先端を走っている技術のひとつといえます。

縦列駐車、並列駐車ともに駐車場内を前進すると、左右どちらか(並列駐車の場合は、左右両方の場合も)の駐車可能な駐車枠を検出します。

操作は簡単。駐車したい場所の手前で「プロパイロット パーキング」のスイッチを押し、ゆっくり前進させて駐車枠(場所)の真横に停めます。車両が駐車可能と検知すると、ナビ画面上に青く「P」のマークが出現。その後、同スイッチを最後まで長押しすることで、ハンドルとペダル、ギヤ、パーキングブレーキの操作すべてが自動で完結します。

技術的には、長押しではなく一度押しただけで駐車操作は完了します。あえて、長押しさせることで、ドライバーに駐車支援システムであることを確認させる意味合いがあるそう。万一、クルマや歩行者などの移動物を検知すると、移動物検知機能が作動し、画面表示と音で知らせます。

なお、自宅駐車場など、白線がない場合でもディスプレイ上の任意の場所をタッチすることで、そこに停めることも可能。

オールラインナップ試乗会では、並列駐車を試しました。テストでは、左右両側にある駐車枠をセンシング。左右にクルマが駐車済み、あるいは、駐車車両がない場合でもスムーズに駐車が完了します。こうした駐車支援機能では、駐車枠の自動検出がキモで、その点が優れているのが「プロパイロット パーキング」の完成度の高さに貢献しているようです。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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