8月4〜5日に富士スピードウェイで開催中の「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 5 FUJI GT 500mile RACE」。その予選が8月4日に行われました。
その予選、GT300のポールポジションとなったのはHOPPY 86 MC。
ストレートが1km以上もあるためマザーシャーシ不利といわれた富士スピードウェイですが全てのセクターでトップタイムを出してQ2でポールポジションを勝ち取った坪井翔選手。今年の5月の富士500kmでは小林可夢偉選手の代打としてGT500クラスに出場し2位表彰台を得て、その経験を活かしてホームチームに戻ってのポールポジション。
まだギリギリのところでチャンピオンの可能性を残すチームにとっても嬉しいポールポジションとなります。
予選2位は富士で圧倒的に強いといわれるARTA BMW M6 GT3。その差0.04秒!同じウェイトハンデのHOPPY 86 MCとの激しいタイム争いは本当に最後の1分で決まるという手に汗握る予選。
予選3位はGAINER TANAX triple a GT-R、4位はグッドスマイル 初音ミク AMGとなります。
そして予選でひとつのドラマが起こります。Q1をチェッカー周までギリギリの14位でQ2進出に望みをかけていたHitotsuyama Audi R8 LMS。しかしQ1チェッカーを受けた周にマッハ車検 MC86 Y’s distractionが7位のタイムを出して押し出されるカタチでQ2進出ならず。しかし上位にいたランボルギーニがペナルティでQ1脱落扱いになるとHitotsuyama Audi R8 LMSがQ2進出となります。そして迎えるQ2で5位となりGT300の3列目からスタートとなったのです。
そのQ1でHitotsuyama Audi R8 LMSを押し出したのはマッハ車検 MC86 Y’s distractionの平木湧也選手。今年からSUPER GTに出場するルーキーです。ポールポジションの坪井選手も含めて初年度参戦や2年目参戦の若手の活躍が目立ったSUPER GT第5戦の予選でした。
なおGT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rがポールポジションを獲得しています。
(写真・文:松永和浩)