新型メルセデス・ベンツ Gクラスは、フロントサスペンションを独立懸架ダブルウィッシュボーンにすることでオンロードでの快適な乗り味を確保しながら、リヤは新設計とはいえリジッドアクスルという形式を堅持。
フロントのダブルウィッシュボーンは、サブフレームなしでラダーフレームに直接取り付けられていて、フレームのロアウィッシュボーンの取り付け位置は、走破性向上のため、高く設定されているそう。
この結果、新型Gクラスはオンロードでの乗り味が格段に洗練され、ロングホイールベース化により上下方向の振動も抑制されています。
一方でフロントがリジッドから独立懸架のダブルウィッシュボーンに変わり、さらにホイールベースが40mmも長くなったことで、悪路走破時に「腹を打ってしまう」心配を抱く人もいるかもしれません。なお、よりコンフォートになった新型でもエアサスペンションを使わず、よりタフな走りに対応するコイルサスペンションが採用されています。