ブリヂストンがZMPと組んで「レベル4」の無人自動運転をする狙いとは?

ブリヂストンでは、現在、プルービンググラウンドにおいて、テストドライバーが運転する車両を用いた様々なタイヤ性能試験を実施しています。

 

今回のプロジェクトでは、ZMP社の自動運転車両「RoboCar MiniVan」をベースに、ブリヂストンのタイヤ性能試験の知見を取り入れて、プルービンググラウンド内の移動、タイヤ騒音試験に必要な走行を自動化するための技術開発を同社に委託しているそうです。

その狙いは、ヨーロッパやアジア、日本など世界各国・地域においてタイヤの騒音規制が導入されるなど、タイヤの環境性能のひとつとしてクルマが走行する際のタイヤ騒音の低減が求められているという現状に対応するもの。

同プロジェクトは、人のスキルやノウハウに依存しない自動運転車両を用いたタイヤ騒音試験を導入することで、性能評価の精度向上・効率化が可能になり、タイヤのさらなる品質向上にもつながるそう。

また、将来的には本プロジェクトで得られる知見を自動運転車両を含めた次世代車両向けのタイヤ開発にも活かしていきたいとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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