ポルシェ・911の次世代型(992型)最終開発車両が、ニュルで高速テストを開始しました。2015年に最初のプロトタイプを目撃して以来、ついにここまで完成しました。
992型には新世代スポーツカー・モジュラープラットフォームを採用し、約40mmのトレッド拡大とホイールベースの延長が予想されています。テープのみで隠された新型ボディのフロント部には、滑らかなフロントノーズ、少し傾斜の強くなったAピラー、スクエア基調のコーナーエアダクト、2本のプレスラインが入ったボンネットフードなどが確認できます。また後部にはカモフラージュされた「タイカン」風のラップアラウンド・テールライトが見て取れます。
パワートレインは最高出力390psを発揮する3リットル水平対向6気筒ターボエンジンを搭載するほか、2021年には最高出力420ps程度を発揮する初のPHEVモデルも投入することが確実視されています。キャビンには12.3インチディスプレイを備える「アドバンスコックピット」を搭載、タコメーター以外は全てデジタル化されます。
ワールドプレミアは、11月のロサンゼルスモーターショーが最有力とされていますが、この完熟ボディを見る限り、発表の準備は万端のようです。
(APOLLO)