コンパクトなボディサイズに2列もしくは3列シートを配した2シリーズ アクティブ ツアラー/グラン ツアラー。BMWが初の「スポーツ・アクティビティ・ツアラー(SAT)」と謳う同モデルは、FFによる高効率パッケージが特徴で、従来から日本車が得意としてきたカテゴリーともいえるでしょう。
とくに、3列仕様の「グラン ツアラー」はミニバン大国の日本に送り込まれたコンパクトミニバンで、BMWは、同社初の「コンパクト・マルチ・パーパス・ビークル(MPV)」と位置づけています。
今回のマイナーチェンジは、大型化されて力強い印象を受ける新デザインのキドニーグリルと、新しいヘキサゴナル・デザインが印象的なLEDヘッドライトを採用。よりダイナミックで、スポーティなフロントマスクになっています。
さらに、フロントバンパーを大型エアインテークを左右に配した新デザインとすることで、ワイドな印象を強調。同時にリヤバンパーも大型化され、90mm径に拡大されたエキゾーストテールパイプとともに、スポーティさと存在感が強調されています。
また、「M Sport」のデザインも一新。新デザインのフロントバンパーに、「ハイグロス・ブラック」のアクセントが施された大型のサイドエアインテークが用意され、「M Sport」のスポーティムードを強調。新しいリヤバンパーにも、「ダーク・シャドー」のアクセントパーツが追加されていて、後ろ姿はよりモダンな雰囲気になっています。
一方のインテリアでは、前席座面を拡大することで、座り心地を向上させたとしています。装備面では、従来どおり「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」や衝突被害軽減ブレーキを含む「ドライビング・アシスト」を全車に標準装備。
走りの面では、新型「BMW 218iアクティブ ツアラー/グラン ツアラー」に7速DSGの「ダブル・クラッチ・トランスミッション」を新たに採用することで、スポーティな走りと高い燃費性能を実現させたとしています。
価格帯は、2シリーズ アクティブ ツアラーが3,740,000円〜5,560,000円。2シリーズ グラン ツアラーが4,100,000円〜5,150,000円です。
(塚田勝弘)