2018年F1第8戦フランスGPが、サーキット・ポール・リカール(5.861km、周回数53周)で開催されました。
10年振りに復活したフランスGPは、1906年に行われたル・マン郊外の公道レースを起源とした世界最古の歴史を誇るレースで、「グランプリ」がフランス語の理由もここからきているのだとか。
そして現役F1ドライバー20人中、最多の3人がフランス出身! 母国GPとなったエステバン・オコン(フォースインディア)、ロマン・グロージャン(ハース)、ピエール・ガスリー(トロロッソ)に、集まったファンの期待が膨らみます。
決勝前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続きました。
スタート直後のターン1で、ベッテルがボッタスの左リヤタイヤに接触し、パンクさせてしまうというアクシデントが発生。ベッテルはフロントウイングにダメージを負い、ボッタスと共に順位を落とします。
さらにオコンとガスリーがターン3で接触し、2台揃ってリタイア。会場から大きなため息が漏れました。これによりセーフティカーが導入され、10年振りの開催となったフランスGPは波乱の幕開けとなったのです。
セーフティカーラン中、ベッテルはフロントウイングとタイヤを交換、ボッタスもタイヤを交換し2台とも最後尾ではありますが、無事にレースに戻ることができました。良かったー!
この時点での上位勢の順位は首位ハミルトン、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手カルロス・サインツJr(ルノー)、4番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、5番手ケビン・マグヌッセン(ハース)です。
6周目にレース再開。チームのホームグランプリとなったルノーは、サインツJrが3番手を走行していましたが、9周目にリカルドとライコネンにパスされ、5番手まで順位を落としてしまいます。
一時は最後尾を走行していましたが、20周目には6番手という驚異の追い上げを見せたベッテル。しかしスタート時のアクシデントにより、5秒のタイムペナルティを科せられてしまいました。ペナルティはあるものの、ここからどれだけ順位を挽回できるか注目です。