ラリー練習会【Feel the Rally Driving】で、塚本奈々美がリアル「OVER DRIVE」の世界を体験!

2019年のWRC日本開催の機運が盛り上がり、そして毎戦多くのエントリーがあるTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge(TGRラリー)など、今モータースポーツ界の枠を超えてラリーが注目されています。

来るTGRラリー渋川大会を6月24日に控え、私は6月17日にネッツ東京レーシングの皆さんと共に関東某所で行われた林道のラリー練習会【Feel the Rally Driving】に参加してきました!


今回初の試みとなる、一般公道を封鎖しての本格的な練習会。2kmのオールターマックコースは地元の警察、自治体に許可を取り、周辺住民の協力を得ての開催となりました。早朝、封鎖区域の入り口では周辺住民の方が「頑張って〜」と手を降って送り出してくれる姿がとてもうれしかったです。


そして、今回インストラクターを務めてくれた面々もすごかった!

向かって右から、

・石田雅之選手(ラリードライバー:WRCジャパン/全日本ラリー選手権)
・川名賢選手(ラリードライバー : 全日本ラリー選手権)
・炭山裕矢選手(ラリードライバー:アジアパシフィックラリー選手権)
・蘇武喜和選手(レーシングドライバー:スーパー耐久シリーズ)

炭山裕矢選手は今公開中の映画『OVER DRIVE』の劇中に登場するトヨタ・ヤリス(日本名:ヴィッツ)で実際にJSR第2戦モントレーで総合優勝を果たした、まさにリアルOVER DRIVEの体現者です!

そんなリアル『OVER DRIVE』の世界観に浸りながら、私のラリー練習は始まりました。マシンはもちろん頭文字D <真子>バージョンの86、コ・ドライバーはいつも頼りにしている寺田昌弘選手です。


そしてなんと今回は、ネッツトヨタ東京の片山守社長も、同社の社員が持ち回りで参戦するラリー仕様のアクアでラリーの世界観を体験されました。


午前中は石田選手に運転をしてもらい、ドライバー目線、そしてコドラ目線でのペースノート作りのポイントを丁寧に教えて頂きました。ラリー用語、公道路面の攻略の仕方など… まだまだ学ばなければいけないものがたくさんありますが、一つ一つの過程がとても楽しい♪

お昼を挟んで、午後からはいよいよペースノート帳作りと走りの練習です。


石田選手のアドバイスに従い、コドラとドライバーお互いがわかりやすい、書きやすいペースノート作りを改めて寺田選手とすり合わせました。コドラが指示を出すタイミング、どんな表現が聞き取りやすいかなど、猛スピードで動いている車の中でのコミニュケーションはかなり難しいんです。

練習では、徐々に走るペースは上がりましたが、結局満足する走りには至りませんでした。それでも、初めての林道練習をなんとか無事に終え、多くを学びました。

6月24日のTGRラリー渋川大会、頭文字Dの舞台となった渋川で、「リアル真子」として走れるんだ~、と今から気持ちの昂りを押さえきれません。皆さん是非現地に足を運んで、頭文字Dと『OVER DRIVE』、二つのクルマ系コンテンツの世界観を味わってください。

練習をさせて頂いたネッツ東京レーシングさん、インストラクターの皆さん、そして参加者の皆さん、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。

(塚本奈々美・ネッツ東京レーシング ドライバー)

この記事の著者

塚本 ナナミ 近影

塚本 ナナミ

2013年に4輪デビューし国内外のレース、ラリー、ドリフト競技に参戦する「三刀流」ドライバーとして活躍。2007年にモータースポーツに触れてから車業界の盛り上げと啓蒙活動にも力を入れ、テレビなどのメディアにレーシングドライバーとして出演。
さらに、やまなし大使、人気アプリゲーム「ドリフトスピリッツ」(バンダイナムコ)のキャラクター兼プロデューサーとしてイベントを開催。子どもや女性にもモータースポーツの普及をと、東京タワーのE-MOTOR SPORTS施設のアンバサダーを務める。
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