マクラーレンの今井弘チーフレースエンジニアは日本人じゃない!? ストフェル・バンドーン単独インタビュー掲載【F1速報×F1女子~カナダGP号~】

■ストフェル・バンドーン・インタビュー

ストフェル・バンドーンファンの皆様、お待たしました! バンドーンの単独インタビューがきましたよー!!

1992年生まれのバンドーンは、F1の登竜門GP2のチャンピオン(2015年)。2016年にはスーパーフォーミュラに参戦し、同年のバーレーンGPでF1デビュー。日本のファンにとって、親しみのあるドライバーです。

全4ページに渡る独占インタビューで特に興味深かったのが、マクラーレンの今井弘チーフレースエンジニアの話し。なんとバンドーンは今井さんのことを「日本人ではない」と言っているのです!

「ヒロシは、もはや日本人ではないよ(笑)。ベルギー人の僕が言うのも変だけど、彼はイギリス人よりもイギリス人らしいと思える時がある(※近くにいるイギリス人の広報もうなずく)。おそらく彼も、自分が日本人だと感じて仕事なんかしていないと思うよ。それはヒロシに限らず、マクラーレンで仕事をしている人みんなが思っていることで、マシンを速く走らせるために国籍は関係ない。そうでなければ、いろいろな国籍のエンジニアたちをまとめるリーダーに、チームがヒロシを抜擢するわけがない。おそらく彼は、今のF1界で最もタイヤのことをよく知る人物のひとりだ。そんなヒロシがいても、ピレリタイヤを使いこなすのは簡単なことではないんだけどね(笑)」

またル・マン24時間レースで総合優勝を果たした、フェルナンド・アロンソについても言及しています。

「ドライバーには、それぞれが個性がある。誰がどこで何をしようと、僕には関係ない。ただ、オフの時には、できるだけレースから離れて生活したい。モナコに帰ったら大好きなサイクリングをしたり、知人とカフェに行ったりするよ。だから、フェルナンドが走ったWECのレースも見ていない。友だちがSNSで知らせてくるので情報は入ってくるけど、自分から積極的に知ろうとはしないよ。だってスイッチが入りっぱなしだと、バッテリーが切れてしまうだろう。スイッチを切ることも大切なんだ」

「チームメイトが他のカテゴリーに参戦している状況をどう思っているのかなぁ」とずっと気になっていたのですが、意外とドライでびっくり!

この他にも今シーズンのパフォーマンスや将来の目標など、たっぷりと語っているバンドーン。「そう遠くない日にフェルナンドを打ち負かす時がきても、何ら不思議ではないよ」と強気な発言も飛び出し、新たな一面を知ることができたかも!?

ファンの方は必見ですよ!

(yuri)

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この記事の著者

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yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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