インテリアの特徴は「超」小径のステアリングホイールと、そのステアリングホイールの上端越しに見える250km/hまで刻まれたメーター類です。
このステアリングホイールを握ると、まるでカートの様なスポーティな印象を感じます。ただし、テレスコピックとチルトでホイールの位置を調節してドライビングポジションを決めると、ステアリングホイールの上端がメーター類の下側に重なり、視界がやや遮られてしまいます。身長165cm強の筆者の場合でこのような状態でしたので、背が低い方だとメーターが隠れてしまうのではと感じます。ステアリングホイールの径が小さいのは、視界確保のために後から小さくしたのでは?と推測できます。
インパネやセンタークラスタ周りは、非常にすっきりとまとまっているという、よくある言葉通りの印象です。どこかのドイツ車と同じテイストであり、クオリティが高く、実用的なレイアウトをしています。ただ、エアコンの操作関連や、ナビゲーションが、すべてタッチモニター上の操作になるため、運転中の操作はやりにくいです。
運転中のナビ画面操作は危険であるのは承知の上ですが、現在位置表示すらモニターをタッチしないと操作ができないのは、日常の中ではネガティブポイントになりかねません。
ちなみにセンターコンソールにあるドリンクホルダーらしき円形の穴には、500mlペットボトルがハマりませんでした。コーヒーショップの紙コップを前提に作られたのでしょうか。入り口がすぼまっていて、引っかかるため、スタバに寄るか、ケースをずらすかしかありません。日本車だと考えにくい、ちょっと残念なポイントでした。ただし、ドアポケットにスペースがあるので収納面は問題ありません。