【新車】フォルクスワーゲンup! GTIは上質な大人のホットハッチ

気になる走りは、走り出しからトルクフルで、街中から山道まで扱いやすく、高回転のパンチ力も十分に感じられます。6MTはクラッチをつなげるだけでスルリと走り出し、2速発進が容易にできます。

シフトストロークは少し長めですが、各ゲートへの収まりはよく、軽めのクラッチもあってイージーな運転から、スポーツ走行まで対応してくれます。このあたりのMTの操作感は、「2つ上」兄貴分であるゴルフGTIにも通じるものがあります。

乗り心地の良さも美点。2420mmというショートホイールベースにも関わらず、上下方向の振動は抑えられていて不快な揺れはあまり感じさせません。また、up! の美点であるロードフォールディング性も高く、コーナーでも結構粘ってくれる足という印象。

ハンドリングも素直で、ワインディングでもキビキビ向きを変えてくれるだけでなく、フォルクスワーゲンの美点でもある直進安定性との両立も高い次元でされています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

【関連記事】

219万9000円のフォルクスワーゲンup! GTIの特別装備は?
https://clicccar.com/2018/06/08/597722/

フォルクスワーゲンup! GTIは初代ゴルフGTIの再来!?
https://clicccar.com/2018/06/08/597705/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる