トヨタがミライの技術を使ったFCトラックを開発。セブン-イレブンとの共同プロジェクト開始

コンビニ業界のみならず小売業大手でもあるセブン-イレブンと自動車業界の巨人トヨタ自動車が、CO2の大幅削減を目指してタッグを組んだのは2017年8月。そして生まれたのが、燃料電池(FC)を動力源とする冷蔵・冷凍トラックです。

コンビニエンスストアは24時間フレッシュな商品を並べるべく、一日に何度も商品が配送されています。とくに冷蔵・冷凍トラックは、クルマを動かすだけでなく、商品を冷やすためにもエネルギーを使うため、多くのCO2を排出してしまう傾向にあります。そこで、トヨタと共同で生み出したのが、このFCを使う冷蔵・冷凍トラックなのです。

すでにセブン-イレブンでは電気自動車のトラック(三菱ふそう製)を採用するなど配送車両の電動化比率を高めているということですが、その未来を切り開く新たな一手となる可能性を大いに秘めている一台です。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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