海岸線を絶景ドライブ・国道229号線〜神威岬と義経伝説(北海道)【車中泊女子の全国縦断記】

前回の記事【「何もない」道の駅・てっくいランド大成を起点にドライブ】の大成から日本海沿いに国道229号線を北上。奇岩が連なる景勝ルートは、絶景に次ぐ絶景です。

写真:上から泊村、兜千畳敷岩、神恵内(かもえない)村の弁財澗大橋からの眺め。好天にも恵まれ、海岸沿いにも関わらずカラっとした心地よい風が爽やかです。

撮影スポットとしても有名な奇岩【窓岩】は、実は瀬棚(せたな)町と神恵内村に2つあります。せたな町の窓岩の方が「窓」らしさが道路から見ても解りやすいです。神恵内村の方は、少し身体をよじったような形で「窓」はチラ見え。

積丹半島で外せない景勝地は、何と言っても【神威岬】。国道229号線を走っていると、遠くに細長く立ち上がった岩が見えてきます。それが神威岬(神威岩)です。この写真を撮った場所は【西(さい)の河原】と呼ばれている、ジュウボウ岬にある霊場。積丹半島一帯は、かつて船の遭難が相次ぐ難所でした。

神威岬は、筆者がキャンピングカー生活をスタートした2005年に初めて訪れて以来、5~6回は訪れているお気に入りのパワースポット。駐車場に併設してレストハウス【カムイ番屋】があり、海鮮丼やソフトクリームなどが人気です。

尾根沿いに遊歩道「チャレンカの道」(770m)が整備されています。清掃協力金は任意ですが、100円以上をお願いしています。遊歩道に入ってすぐに「女人禁制の門」があり、昔はここから先に女性が立ち入ることはできませんでした。

大正7年(1916)に完成した【念仏トンネル】は、現在は通行不可能。内部は真っ暗で、途中で2度折れ曲がっていますが念仏を唱えながら通ると安全であると言い伝えられていました。

透き通ったセルリアンブルーの海は「積丹ブルー」と称されています。太陽が真上にある時間帯だと、より蒼さが際立つのではないでしょうか。6月下旬〜7月初旬にはエゾカンゾウやエゾスカシユリが咲き始めます。

遊歩道の終点から神威岩を間近に見下ろす事ができ、また水平線がゆるやかに丸く見える雄大な景色を堪能できます。

駐車場から神威岬までの往復は、およそ30〜40分くらいです。神威岬への入口ゲートは時期により開閉時間が変わり(6月/8:00~18:30、7月/8:00~18:00、8月~10月/8:00~17:30)、また強風の場合は開門しません。

ちなみに神威岬は全面禁煙です。駐車場にもレストハウスにも喫煙所はありませんのでご注意ください。

神威岬から約3kmほど北上すると、国道沿いに【神威神社】が鎮座しています。

源義経が蝦夷地に落ち延びて海路を神威岬にさしかかった際、風浪が激しく船を進めることができずにいました。岬の遙か沖合に立つ神威岩が衣冠姿に見えたので、大綿津見神・志那戸神を奉斎し航海の安全を祈願したところ、通過できたと伝えられているそうです。それが神威神社創建の由来とされています。

余談ですが遊歩道「チャレンカの道」の「チャレンカ」とは、義経を慕って追いかけて来たアイヌの娘の名で、義経が既に海の彼方に立ち去った事を嘆いて身を投げ、それが神威岩となった…という伝説があるそうですが、前述の「神威岩が衣冠姿に見えた」と矛盾していますね。どちらのエピソードが先だったのか、はたまた義経伝説自体が創作なのか?

そしてお待ちかね、ご当地グルメ! 積丹半島に来たらウニですよ!

神恵内村〜積丹町には海の幸をふんだんに盛り込んだお食事処が多数あります。赤ウニ=バフンウニ、白ウニ=ムラサキウニを指し、積丹半島で獲れるウニの8割以上はムラサキウニのため「赤ウニ丼」は貴重。積丹半島での漁期は、ムラサキウニは6〜8月、バフンウニが7〜8月となっています。

国道229号線は余市までのルート上にも奇岩が点在しているので飽きさせません。

今回ご紹介したルート上には、日帰り入浴施設も【盃温泉 潮香荘】や【珊内ぬくもり温泉】【岬の湯 しゃこたん】など多数ありますので、運転疲れも癒せますよ。

(松本しう周己)

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