日産自動車が「プロパイロット」搭載モデルの拡大を宣言。自動運転の普及を目指す

日産がセレナに搭載して話題を集め、オーナーにとっては長距離移動や渋滞中の運転においては欠かせなくなっている運転支援システム「プロパイロット」。

搭載車種を20車種に広げ、20の市場に投入する計画を日産が発表しました。将来的な自動運転技術に向けての拡大路線を明確化したといえます。

実質的に「バージョン1.0」といえる現在のプロパイロットは、高速道路の同一車線において加減速と操舵を自動的に制御するもので、高速巡行から渋滞時の追従まで幅広い速度域に対応しています。日本では2016年にデビューしたミニバン「セレナ」に採用したのを皮切りに、SUVの「エクストレイル」、100%電気自動車の「リーフ」に搭載しています。

また、海外においては北米市場では「ローグ」と「リーフ」、そして新型「アルティマ」にも搭載する予定となっています。欧州では新型「リーフ」と「キャシュカイ」に採用しています。さらに、成長著しい中国市場にも「プロパイロット」搭載車を投入するとしています。

2020年までに交差点を含む一般道での自動運転技術を投入するとアナウンスしている日産。こうした運転支援システムの拡大は自動運転技術を磨き、また市場の理解を深めることとなるでしょう。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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