国産LLサイズミニバンといえば、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア、日産・エルグランドそしてホンダ・オデッセイの3モデルが当てはまります。
販売台数は日本自動車販売協会連合会の2018年4月のデータによると、アルファードが4,660台で14位、ヴェルファイアが2,764台で25位と2車種合計で7,424台となり、第5位のトヨタ・ヴィッツを凌ぐ数字となり圧倒的なシェアを占めています。
同じカテゴリーに属するオデッセイは948台で38位。エルグランドは50位以下という寂しい結果となっています。この厳しい状況を打破するために、2017年11月にオデッセイはマイナーチェンジを行い、この改良を加えられたモデルに試乗することができました。
現行型オデッセイは2013年10月に登場。エリシオンとのモデル統合によって、オデッセイとしては初めてリアにスライドドアを採用。また2.4Lガソリンモデルに加えて、2Lガソリンエンジン+i-MMDというシステムを搭載したハイブリッド車も設定されたことで注目を集めました。
今回行われたマイナーチェンジでは先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車標準装備し、安全性を向上。そして、内外装のデザイン変更や利便性の向上を図っています。
外装は従来モデルで標準系とアブソルートで分けていたデザインを統一しています。フロントバンパーやグリルデザインを変更し、力強いフロントマスクに。さらにLEDフォグライトを標準装備し上質さを演出しています。加えて、アルミホイールも新デザインに変更し足元を引き締めています。威圧感が好まれるカテゴリーですが、オデッセイはマジメな優等生のような雰囲気が漂っています。