5月3〜4日に富士スピードウェイで開催のSUPER GT第2戦「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」の中で3日に行われた公式予選。
結論から言ってしまえば、GT500クラスでZENT CERUMO LC500の立川祐路選手がベストタイムをマークしてのポールポジション。SUPER GT史上最多のポールポジション記録を持っている立川選手が、その記録を23回に伸ばしたのです。
予選日の朝、前日からの大雨はあがったものの濃霧に覆われた富士スピードウェイ。視界も10mほどしかないような状況のために8時40分から100分間で予定されていたフリー走行は、お昼過ぎ、ピットウォーク終了後に30分間だけ行われることとなります。その影響で普段は15分間を2回で行われるノックダウン式予選は、20分間の一発勝負へと変更されてしまいます。
そんな変則的な予選を見事に制したのがZENT CERUMO LC500の立川選手。短いフリー走行で最善のセッティングを導き出すためにパートナーの石浦宏明選手は一度もマシンをドライブしていません。
富士が得意なのか?といわれる立川選手ですが、富士はポールでも優勝でも当たり前だと思われているところがプレッシャーだとか。しかし、それを刺激にポジティブに向かい合っているとのこと。
しかしフリー走行の時間が短く決勝のセッティングはまだできていないということで、安心は出来ないといいながらも、石浦選手はベストを尽くせば結果はついてくる、とこちらもポジティブな意見。
また、GT300クラスはARTA BMW M6 GT3がポールポジション。こちらも富士が強いといわれるだけに、決勝も期待せざるを得ません。
決勝レースは500kmという長丁場。きっと多くのドラマが生まれることでしょう。
(写真・文」松永和浩)