街乗りでも楽しい! 2018年モデルのPCXの「走り」はこんな感じだった!

小さい、って感じではない車体サイズですが、乗ってる感覚は原付きと同等くらい。

以前のモデルからこの軽快さはありましたが、今回はそれが更に増した印象です。パワーもあるので大きな幹線道を走っていても遅れないし、滑るように車体が前に進んでいきます

今回のPCXで一番すごいと思ったのは細い交差点でのハンドリング。普通のバイクだったらコツを掴まないとクイックに曲がれなかったり、逆に倒れすぎてコケそうになることもあります。PCXはこういうシチュエーションが一番楽しい。

一時停止で停まり、ちょっと前に出てからサラリと曲がっていくあの感覚はまるで傾いた補助輪がついてるかのよう。しっかり安定してるのに倒しても少しも怖くないバイクって不思議な感覚でした。

スクーターの良い所って繁華街に入った時にうまく溶けこむ所。大きなバイクやイケイケデザインのバイクって周りの人から一目置かれ、繁華街をブラブラ探検みたいな楽しみ方は難しいんです。

PCXもヘッドライトやテールのデザインは若干イカつめですが、街に並ぶと結構アリ

乗ってる側も特に違和感もないし、通行人にギョロギョロ見られることもありませんでした。一方通行などの場所を押して歩ける軽さってのも大きなポイントですよね!

この乗り味なら通勤・通学にめちゃくちゃピッタリ!仕事終わりにブラブラもOK、150なら週末は高速でツーリングへ、なんてこともできるので一台二役できちゃうんです。

乗り味が楽しいのはもちろんですが、燃費や荷物入れもしっかりしてるのがいい所。ビックバイクとはまた別の魅力を持ったバイクでした!

スクーターだから、と言ってナメている方の気持ちは凄くよくわかります。でも、このクラスのバイクって、日本だけじゃなく海外でも凄く売れるから開発にかけるお金ってヘタするとビックバイク以上。

PCXも今回のモデルで3代目となり、かなり完成に近い印象でした。ここが足りない!、こういう機能がほしい!、とかほとんどやり尽くしているので乗り手を選ばず、誰もが自由に、気持ちよく走れるバイクに仕上がってました!

(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン

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