実際に新旧モデルを乗り比べると、新型はより静かな印象を受けます。改良前モデルでもディーゼルエンジンとしては気になるほどではなかったですが、着実に洗練度が増しています。
さらに、中・低速域でトルクフルになったのはもちろん、高回転域のパンチ力も一段と増していて、どこから踏んでも力強い加速感が引き出せます。これなら「ディーゼルエンジンをチョイスして良かった」という満足度が改良前モデルよりもさら高まりそう。
ディーゼルエンジンはやはりトルクフルな走りと、燃費の良さによる「足の長さ」が魅力で、CX-5のクリーンディーゼルモデルはその美点を再確認させてくれるはずです。
(文/写真 塚田勝弘)