日産自動車が中国向けEVの「シルフィ ゼロ・エミッション」を世界初公開【北京モーターショー2018】

日産自動車は、中国市場向けに同国で生産される電気自動車「シルフィ ゼロ・エミッション」を4月25日にワールドプレミアしました。

新型「シルフィ ゼロ・エミッション」は、100%電動パワートレインならではの力強い走行性能に加えて、広々としたキャビンなどによる高い利便性と快適性が特徴です。気になる航続可能距離は、中国の基準(航続距離はNEDC基準を参考としたSMVICの結果に基づく)で338kmに達するそう。

日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)であり中国事業を担当するホセ ムニョス氏は、

「新型シルフィ ゼロ・エミッションは、中国における当社の電動化戦略の新たなステップです。同モデルは、日産ブランド初となる中国市場向け量産EVであり、今後5年で投入を計画している20車種の電気自動車のうちのひとつ」

とコメントしています。

「シルフィ ゼロ・エミッション」は、日産が70年以上にわたって積み重ねてきた電気自動車の研究開発と、25年以上にわたるバッテリーの研究開発や生産技術が活かされています。なお、日産はグローバルで累計約32万台の日産リーフを販売していて、同社が培ってきたEVのノウハウは、新型「シルフィ ゼロ・エミッション」にも活用。

 

バッテリーを座席下に配置するEV専用プラットフォームを使い、クラストップの広さを持つレッグルームと快適で広々としたキャビンを実現。また、人間工学に基づいて設計されたシートには、ヒーター機能をオプション設定することで、快適性も引き上げられています。さらに、コネクティビティ機能により、モバイル端末からオーディオやビデオのリモート操作をすることが可能。

「シルフィ ゼロ・エミッション」は2018年後半に発売予定で、同モデルの詳細情報は後日発表するとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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