日産自動車は、中国市場向けに同国で生産される電気自動車「シルフィ ゼロ・エミッション」を4月25日にワールドプレミアしました。
新型「シルフィ ゼロ・エミッション」は、100%電動パワートレインならではの力強い走行性能に加えて、広々としたキャビンなどによる高い利便性と快適性が特徴です。気になる航続可能距離は、中国の基準(航続距離はNEDC基準を参考としたSMVICの結果に基づく)で338kmに達するそう。
日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)であり中国事業を担当するホセ ムニョス氏は、
「新型シルフィ ゼロ・エミッションは、中国における当社の電動化戦略の新たなステップです。同モデルは、日産ブランド初となる中国市場向け量産EVであり、今後5年で投入を計画している20車種の電気自動車のうちのひとつ」
とコメントしています。
「シルフィ ゼロ・エミッション」は、日産が70年以上にわたって積み重ねてきた電気自動車の研究開発と、25年以上にわたるバッテリーの研究開発や生産技術が活かされています。なお、日産はグローバルで累計約32万台の日産リーフを販売していて、同社が培ってきたEVのノウハウは、新型「シルフィ ゼロ・エミッション」にも活用。
バッテリーを座席下に配置するEV専用プラットフォームを使い、クラストップの広さを持つレッグルームと快適で広々としたキャビンを実現。また、人間工学に基づいて設計されたシートには、ヒーター機能をオプション設定することで、快適性も引き上げられています。さらに、コネクティビティ機能により、モバイル端末からオーディオやビデオのリモート操作をすることが可能。
「シルフィ ゼロ・エミッション」は2018年後半に発売予定で、同モデルの詳細情報は後日発表するとしています。
(塚田勝弘)