F1を超えるハイスペックながらも、性能を追求せず!? パイクスピークに挑戦するフォルクスワーゲンのEVマシンが公開

目標実現のため「I.D. R Pikes Peak」は、0-100km/h加速をわずか2.25秒でクリアするスペックが与えられていて、これはF1やフォーミュラEを上回るというから驚きです。

フォルクスワーゲンでは、同マシンの開発時にエネルギー容量と重量の理想的なバランスを見いだすことを目標として掲げ、通常のレーシングカーのように最大限のパフォーマンスを追求することはしていないとのこと。

1985年から3年連続でツインエンジンを搭載したゴルフを擁してパイクスピークに挑戦したフォルクスワーゲン。今回も2つのパワーユニットを備えたソリューションが用意されています。バッテリーは生産型のEVと同じようにリチウムイオンバッテリーを搭載。

必要な電気エネルギーの約20%は回生により20kmの走行中に生み出され、制動時に発電機として作動する電気モーターが制動エネルギーの一部を電気に変換してバッテリーに供給されます。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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