ハマったら男性よりも運転が豪快に!? 「四輪駆動の日」に女性オフローダーに話を聞いてみた

4月4日の「四輪駆動の日」に山梨県南都留郡にある富士ヶ嶺オフロードで開催されたマウンテンクルーズのレポート。

2回目となる今回は、イベントに来ていた女性のオフローダーにインタビューしてみました。男性顔負けの彼女達のオフロード走行に、会場では拍手が巻き起こっていました。いやはや、矢田部も見習いたいものです…。

お洒落なボディーのJEEPに乗っていたのはミエルさん。普段はご自身で経営されているデザイン事務所で働いているそうです。車全体をサファリっぽいイメージにしたいと思い、ゼブラ柄にしたとのこと。

なんと、このゼブラ柄はご自身のお手製。オフロード走行中にフェンダー部分からチラリと見えるのが◎。さすが、デザイナーの愛車JEEPです。

そもそもJEEPに乗ろうと思ったきっかけは「人と被りたくない!」との思いから。今でこそ街でJEEPに乗っている女性をよく見かけますが、ミエルさんが乗り始めたころはあまりいなかったそうです。実際に乗ってみると、街乗りとしても乗りやすくJEEPの魅力にどんどんはまってしまったのだとか。

そんなミエルさんがオフロードについて語ってくれました。

「どうしても、怖いというイメージが先行してしまう所もあると思うけど、とにかく一回走ってみてほしい。運転さえ出来れば意外と走れるし、あの時大変だったよね~なんて、武勇伝として酒のツマミにもなるしね(笑)。イベントに来れば、まわりに教えたくれる人も沢山いるから!そして、走行中についた傷すら愛おしく感じてくると思います。」

次にお話しを伺ったのは、あゆみさん。なんと、女子大生です。北海道出身で、四駆に触れる機会が多かったので、乗ると故郷を思いだしホッとするのだとか。

そんな彼女は北海道から九州までランドクルーザーで一人旅に出かけるほど運転が大好き。通学もこのランドクルーザーでしているそうで、大学の友達に「あゆみが戦車に乗ってきたー!」と言われたそうです(笑)そんな彼女が思うオフロードの魅力は?

「四駆って街乗りもできるし、オフロードのような悪路も走れるんです。これだけで、何だか得してる気分になります。私のオススメは、普段走る道とオフロードの違いを比べてみること。舗装された道路と違って、ボコボコの道を走ったら、こんな風に車が揺れるんだ!とかね。オフロードを上手く走れなかったとしても、その違いを体感するだけでもかなり楽しいですよ!」

イベントには初めてオフロードを走る方も参加されています。もともとオフロードに興味があったという麗嫁さんに、このイベントに参加しようと思った理由を聞いてみました。

「大人になって、泥まみれになって遊ぶことってないじゃないですか?オフロードって、それができるから素敵だなぁと思って。ずっとやりたかったんですよ。初めて走ってみたんですけど、自分で車をコントロールして普段走ったことのないような道を進むというのは最高でした。車に乗ってないと走行出来ない道を走るのって良いなと感じました!また来たいと思います。」

目をキラキラさせながら楽しそうに語る彼女は、まるで少女のようでした。女性でも楽しめるのがオフロード。個人的には、ハマったら女性の方が豪快な運転をするな…とも感じます。草食男子が増えているのかな?(笑)

女性も男性も、オフロードは大人になって夢中で楽しめる場所なのかもしれないですね。

(矢田部明子)

この記事の著者

矢田部明子 近影

矢田部明子

中学生の頃、車のメカニズムに興味を持ち宇部工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、車に乗るのも大好きで「86→ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついで、います。
最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!ラジオパーソナリティーやアナウンサーとして活動後、モータージャーナリストの道を歩み出しました。車のメカニズム、メンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
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