BMWのエントリーハッチバック「1シリーズ」次期型を豪雪のスカンジナビアで目撃しました。次期型では駆動方式がFFへと変わりますが、雪道でも「駆け抜ける歓び」を感じさせてくれるのでしょうか。
次期型では「X1」と共有する「UKL」プラットフォームを採用し、ホイールベースを延長します。ライバルのVW『ゴルフ』と異なるスポーティなルーフラインながら、メルセデス・ベンツ『Aクラス』同様に実用的な室内空間を実現しています。
FF(前輪駆動)は、FR(後輪駆動)に比べ直進安定性に優れており雪道でも有利です。その反面、加速時や坂道発進などでは重心が後輪に乗るため、タイヤが空転することもあります。しかし1シリーズ新型は、加速シーンでもコンパクトFFながら安定の動きを見せており、この走りを見る限りFFへの転換は成功と言えそうです。
パワーユニットは、最高出力140psの直列3気筒と最高出力195psの直列4気筒のみのラインアップとなり、直列6気筒は排除されると思われます。またxDrive搭載の『M140i』には、新開発の2リットル直列4気筒ターボエンジンが搭載予定で、最高出力は400psが予想されています。
さらに次期型では3ドアが廃止され、5ドアのみの設定となるようです。ワールドプレミアは10月のパリモーターショーと見られています。
(APOLLO)