【SUPER GT 2018】GT300にやってきたニューカマー、HONDA NSX GT3に迫る!

今シーズンにSUPER GTのGT300クラスに颯爽と登場した新型マシン・HONDA NSX GT3。その国内初参戦となるデビューレースとなったのが4月7、8日に岡山国際サーキットで開催された「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 300km RACE」。

今シーズン導入されたNSX GT3は、Modulo Drago CORSEの34号車Modulo KENWOOD NSX GT3と、CARGUY Racingの777号車CARGUY ADA NSX GT3の2台となります。

NSX GT3はFIA-GT3規格で製作されたレーシングマシンで、ベースとなるのは言うまでもなくHONDA NSX。ただし四輪駆動とハイブリッドは認められないため、ミッドシップエンジンのリア駆動となっています。そして規格に合わせて製作されるため納車状態から部品を変更することは許されず、チョイスできるパーツはタイヤとホイール程度。空力セッティングもすでについている空力パーツを調整する程度にとどめられており、新たに何かを追加するようなことは認められていません。

エンジンは3500ccのツインターボ。エンジン自体は拍子抜けするほどコンパクトで、なおかつかなり前方に搭載されていることがわかります。

数少ない変更可能パーツであるタイヤは2台ともにヨコハマタイヤ。ホイールは34号車Modulo KENWOOD NSX GT3が磨き上げられた地肌が美しいModulo製、CARGUY ADA NSX GT3は漆黒のO.Z製となっています。

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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