2018年F1第2戦バーレーンGPがバーレーン・インターナショナル・サーキット(5.412 km、周回数57周)で開催されました。
中東地域における初のF1開催地として2004年よりシーズンカレンダーに加わったバーレーンGP。2014年からナイトレースとなり、砂漠の中に浮かび上がるサーキットとマシンから飛び散る火花はいつ見ても幻想的です。
ポールポジションを獲得したのは開幕戦・オーストラリアGPの勝者セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手はチームメイトのキミ・ライコネン、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)が続きます。
予選前のギヤボックス交換で、5グリッド降格となったルイス・ハミルトン(メルセデス)は9番手からスタートとなり、これによりピエール・ガスリー(トロロッソ)は5番手からスタート。ハミルトンがどこまで順位を上げてくるのか、そしてガスリーの走りにも注目です。
スタートで伸びなかったライコネンは、ボッタスに抜かれ3番手に。後方ではブレンドン・ハートレー(トロロッソ)がセルジオ・ペレス(フォース・インディア)に接触してしまい、ペレスはスピンして最後尾に順位を落としてしまいました。
2周目のターン1で15番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がハミルトンのインを突きましたが、接触。フェルスタッペンの左リヤタイヤがパンクし、ピットまでスロー走行を余儀なくされました。
するとその直後、チームメイトのダニエル・リカルドがコース上に止まりリタイア。マシン撤去のためバーチャルセーフティカーが導入されました。
4周目、レースが再開。後方からハミルトンが怒濤の追い上げでポジションを上げていき、この時点での上位勢の順位は1位ベッテル、2位ボッタス、3位ライコネン、4位ハミルトンとなりました。中段グループでは6位ケビン・マグヌッセン(ハース)、7位ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、8位フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)によるテールトゥノーズの超接近戦!
そして5周目、タイヤ交換を終えたばかりのフェルスタッペンのマシンがストップしリタイア。レッドブルが2台ともトラブルとは、一体どうしてしまったのでしょう…。
15周目、順調に走行しているガスリーがピットイン。ソフトタイヤへ履き替えます。18周目にはベッテルが、その翌周にライコネンがガスリー同様ソフトタイヤへ履き替えました。どうやら2ストップ作戦でいくようです。
一方、2番手・4番手を走行中のメルセデスはミディアムタイヤに履き替え、1ストップ作戦に。ライコネンが2位にポジションを戻すにはコース上でボッタスをパスするしか方法がなくなりましたが、なかなか追い詰めることができません。