今年で8回目を迎えた「人とペットの豊かな暮らしフェア インターペット」では、輸入車ブランドもブース出展を行っています。
フォルクスワーゲングループ ジャパンは「ペットとワーゲンででかけよう」をテーマに、通称「ワーゲンバス」をベースにしたキャンピングカーを展示。また、シートカバーやドッグケージなどもディスプレイされ、ペットと一緒に快適に楽しくお出かけするための製品やライフスタイルを提案しています。
自然との共生といったイメージの強い北欧スウェーデンの自動車ブランドであるボルボからは、犬とクルマで出かけるための製品が出品されていました。日本と違い大型犬が比較的多いお国柄から、荷室に犬を乗せる事を前提にリアハッチを開けた時の飛び出しを防止するゲートが大型SUVのXC90に装着されていました。
このケージは頑丈な金属製で、非常に安定感があるのが印象的でした。クルマと同様、ペット用品においても安全を最優先する所にボルボの姿勢が貫かれているようです。
その他、スウェーデンのライフスタイルブランド「innovator」とのコラボによるユニークなペット用ハンモックやドッグハーネスを出展。日本市場向けには、ベビーカーで有名な「AirBuggy」による「ボルボ・オリジナル・ペットバギー」などのグッズも展示されています。また、試乗用?の「XC90」も用意されていて、記念撮影に愛犬家の長い列ができていました。
メルセデス・ベンツ日本からも、ベンツの象徴「スリーポインテッドスター」をあしらったドッグバギーやハーネスなどが出展されていました。キャンプ用品を搭載した「Vクラス」やベンツブランドのゴルフグッズなども展示されており、クルマで出かけるライフスタイル全般に関する提案という印象です。また「Travel With Dog」という冊子やSNSをサポートし、ペットとのドライブ旅行などに関する情報発信にも積極的な様です。
ライフスタイルの多様化に伴い、クルマの使い方やクルマに対する価値観も様々になっている今日。自動車メーカーやインポーターにはクルマそのものの魅力を高める一方で、幅広いニーズへの対応も求められます。これからの自動車マーケティングにおいては、商品であるクルマを軸にしたライフスタイルの提案が大切になってくるかも知れません。
いずれにしても、クルマ好きの愛犬家には、安全・快適なドライブをサポートしてくれる自動車会社の姿勢は、とてもありがたいですね。
(Toru ISHIKAWA)
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