米・フォードがフロリダ州マイアミで、自動運転車を使ったピザの宅配実験をスタートさせました。
同社は2021年までに自動運転車の市場投入を目指しており、昨年2月には自動運転向け「AI」の開発を手掛ける米Argo AI社に総額10億ドルの出資を表明。
Argo AI社は、GoogleとUberの自動運転車開発チームの元リーダーが設立したベンチャーで、フォードは同社と共同で宅配事業参入に向け、今年2月末からピザ宅配のドミノ社を交えてマイアミでパイロットプログラムを開始しています。
フォードは、自動運転仕様に仕立てた「フュージョン セダン」をピザ宅配用に本格展開する予定で、将来的にはワゴンやSUVモデルも導入するそうです。
同社は今後、EV開発に約1.2兆円を投資する計画のようですが、自動運転市場にも大いに関心を寄せており、この市場で他社に先駆けて基盤を築こうとしてます。
このように、米国では自動運転技術普及の先に商品の無人デリバリーや、自動運転タクシーサービスなどが待ち受けているとみられ、日本でも早々に自動車会社が率先して新たなビジネスモデルの構築を模索する時代が訪れそうです。
(Avanti Yasunori・画像:FORD)
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