平昌パラリンピックに出場する森井選手が「チェアスキー」をトヨタ自動車と開発

「チェアスキー」の構成部品にサスペンション(コイルバネ)やリンク機構が使われることから、トヨタ自動車のシャシー設計部を交えた共同開発が始まりました。

チェアスキーの時速100kmを超える滑りとサーキットにおける車両の挙動が似ていることから、トヨタGAZOOレーシングの脇阪選手も開発に参画。

そして、トヨタ自動車試作部の技術力を活かしてアルミ製「チェアスキー」の試作パーツを完成させます。

動画では試走の様子が収められており、これまで使用していたマシンに対して格段の性能向上が図られているようです。

トヨタ自動車のサポートを得た森井選手の「金メダル」獲得に向けた熱い戦いがまもなく繰り広げられようとしており、今後の展開が大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、WOWOW、PARASAPO)

【関連記事】

欧州トヨタが3代目「オーリス」を出展。日本向けはカローラ系に統合される?
https://clicccar.com/2018/03/01/564199/

愛知県にニュルブルクリンクが出現!? トヨタが新鋭テストコースを建設中
https://clicccar.com/2018/03/01/563832/

トヨタ自動車と中部電力が電動車用バッテリーのリユース事業でコラボレーション
https://clicccar.com/2018/02/02/555615/

【関連リンク】

時速100kmで滑走する、超人を見たか。(トヨタ自動車)
http://toyota.jp/wows/special/sports/morii/

WOWOW
http://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/lineup/morii/

日本財団パラリンピックサポートセンター
https://www.parasapo.tokyo/sports/alpine-skiing

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる