【新型ホンダ・レジェンド試乗】マイナーチェンジで上質でアグレッシブな内外装を手に入れたレジェンド

2014年にフルモデルチェンジし、5代目となったホンダのフラッグシップサルーン・レジェンドが初のマイナーチェンジを受け、マイナーチェンジでは内外装に手が入れられたほか、ハンドリング特性の変更なども行われました。

その新しいレジェントを北海道のテストコースで試乗することがかないました。

エクステリアの変更点で目を引くのはワイドで存在感を増したグリル。その左右に配置されるヘッドランプも変更を受け、フロントまわりはグッと存在感を増したものとなっています。リヤまわりでは目立たなかったエキゾーストフィニッシャーを存在を主張するデュアルタイプに変更しています。

内装ではシート形状の変更、インパネへのシルバー加飾の追加などを行ったほか、ハイブリッドシステム関連のパーツを小型化し、トランク容量を従来型よりも13リットルアップされました。

また、ボディ骨格の接着剤塗布範囲を拡大し、剛性をアップ、ダンパー特性、ハイブリッド特性、SH-4WD特性の変更などが行われ、ハンドリング特性が見直されています。

運転支援システムであるホンダセンシングにはトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)が追加されました。渋滞時に0km/hから約65km/hまでで先行車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープするよう、アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作がアシストされるようになりました。

(文:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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