横浜ゴムが耐摩耗性能重視型トラック・バス用オールシーズンタイヤの新商品「710R」を発売

トラック・バス用タイヤに求められるロングライフ(耐摩耗性能)を重視したオールシーズンタイヤの新商品「710R(ナナイチマル・アール)」が横浜ゴムから登場しました。発売は3月からで、発売サイズは全10サイズ。価格はオープンプライスです。

新モデルの「710R」は、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を大幅に向上させることにより、ランニングコスト削減に貢献しながら、多くのドライバーが不安を抱えるという空荷時の安全性の改善を目指して開発されたそう。

技術面では、トレッドに新開発の専用パターンを採用し、ワイドトレッドデザインにより耐摩耗性能を向上。さらに、互い違いにブロックが配された千鳥ブロックレイアウトや「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックが偏摩耗を抑制するとしています。また、ブロック面積の最適化により接地圧を均一化するとともに、ワイドセンターブロックとワイドセンターグルーブが空荷時のグリップ力と排水性の向上に貢献。

コンパウンドには、耐摩耗性能に優れるポリマーとウェット性能に貢献するシリカが配合され、さらに新C’ROLL製法(低温高せん断の製法)を採用。これにより同社の従来品(ZEN 701ZE)よりも耐摩耗性能が20%以上向上されたほか、空荷時のウェット発進スリップ性能も57%引き上げられています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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