ふたりめは、小早川隆治さん。親子二代・自動車開発の血脈を持つサラブレッドであり1963年入社後は、当時開発がスタートしたばかりのロータリーエンジン研究部に配属。故・山本健一氏のもと実用化へのハードルを油まみれになりながらもクリアしていくなかで、ロータリーの世界展開を指揮し市場を切り拓く偉業を成し遂げました。
伝説のドライバー、ポール・フレール氏とも親交を深め、動的性能で個性を打ち出す現在の「Zoom-Zoom」戦略にも続く礎を築いた人物です。著書も多数上梓しており現在でもジャーナリストして活動。「ロータリー・スポーツよ永遠に」というテーマでどんなこぼれ話が開陳されるか興味津々です。